つるかめ食堂で家守事業についてちょっと考える

とにかくこの位置にこのお店がないといやだ、というつるかめ食堂(歌舞伎町のほう)がビルを新築で建て、再開したので行ってきた。つるとかめと月をモチーフにした緑ののれんがいい感じ。

 名物白木さんのおばちゃんはいなかったが、(追記:歌舞伎町のサイトのインタビューによれば本人は引退は考えていなかったと思うが、お店の人によれば店に立たなくていいよう説得したのだという)日替わり定食を食べながら、歌舞伎町の家守事業について考えていた。国がらみの銀行が低利融資をしてくれるこのシステムだが、まあ実録!歌舞伎町ニュースさんも言っているように、本来は個別に融資すればいいことで、役所が考えることじゃないだろというのも正論だ。

例え国が融資したとしても、事業によってはまた暴力団の付け入る隙を与えてしまうだろうこと(たとえSOHOやIT系であっても、間接的に暴力団の介在する企業もある。具体的には在宅ワークビジネスに入ってきているSOHO詐欺会社、IT系でも乗っ取られている会社等。どちらもなぜか西新宿に多いんだけど)。また、商店会費を払っていない輩が歌舞伎町は多いそうだが、どうやったらそれが回避できるか。

 その時に思い浮かんだのが中野ブロードウェイのシステムである。あそこは、ビル内のモールだが結束してまとまっている。商店会費が強制に近い代わりに商店会の力関係が強く、どこもみかじめを取っていない筈だ。筈だ、というのはかつて(俺が)中野ブロードウェイには出店していたことがあるから言えるのであるが、商店会費を払わないといけない理由というのがあって、ああいう複雑怪奇なビルだからビル内の案内看板に出して貰わない訳にはいかないのである。それこそ載ってないところがあったら相当のアングラ店舗だろう。原則的にはどんな店舗でも商店会に金を払っているはずだ。そのかわり、守られている筈。(自主的に業者を入れているところは別として)

 (家守事業は原則SOHOを考えていると思うが)正直飲食店舗等では、「あるもの」の納品とかで微妙にアングラ業界との付き合いがあったりする訳で100%の阻止は難しい、しかしその場合「あるもの」の供給を商店会でまとめてしてしまえば言い訳で。そういった中野ブロードウェイチックな共同ビルに廉価なテナントを誘致するような考え方のほうが組織的に一体化するため健全性が高くなると思うのである。勿論わざわざ現存する小規模ビルを建替えて大きくしなくてもいい。かつてのソフマップのように、小分けのビルを、なんらかのグループ化してしまえばいいのではないか。

地方の商店街などではチャレンジショップの手法が一般的で、あえて古い建物をリノベーションして小分けで貸し出したりなどのセンスの良いことをしている。歌舞伎町ならばあえて歌舞伎町らしい、いかにもな飲食ビルに服飾テナントだけを入れてみるとか、話題作りを上手く考えたり、あるいは台湾の夜市のように夜間の賑わいを創出するような事業を考えてみるとかしてくれればもう少しルネッサンスのメリットを考えないでもないのだが。いったい歌舞伎町をデザイナー・クリエイターとビジネスホテルばっかりにしてどういうメリットがあるのか。
 長期的には新しい観光地になるのかもしれないが、もう少し商業地であり、夜間の賑わいに立脚した街であるということを考えてほしいものだ。



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2 thoughts on “つるかめ食堂で家守事業についてちょっと考える

  1. 核心に触れていると思います。歌舞伎町は「24時間眠らない街」であるハズですが、実際はどうでしょう。。。ということは常に訴えていきたいと思ってます。
    個人的な意見としてとらえてほしいのですが、各業界ごとの自浄作用が働くシステムをつくり、それが機能する業界から「ほしいもの」を明確にし訴えていったほうがいいと思っています。カラオケ店の動きは先に「ほしいもの」を訴えてきたことが自分としてはどうなのかな。。と。いずれ詳しく書きますね。

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