東京・歌舞伎町で、違法風俗店などへの警察の取り締まりが進んだため、ビルの空き室が増えている。そこで、地元の新宿区が、街の再生を目指し、新たなテナントを呼び込む「空き物件ツアー」を始めた。
日本一の歓楽街だけに反響はまずまずだが、街再生の先行きに対する不安などから、なかなか契約までには至らないようだ。区では、ニューヨークのタイムズスクエアを目標に「街のイメージをがらりと変えたい」と、長期戦も覚悟でPRに熱を入れている。(中略) 同区によると、歌舞伎町には、約800棟のビルに約8000の飲食店や風俗店などのテナントが入っている。一方で、警視庁が一昨年4月に浄化作戦に乗り出して以降、約330店が摘発され、このうち約200店が現在も空き室のまま。町全体では、空き室が1000室に及ぶという。(以下略、ソースより部分引用)
家守事業の一環も報道されるようになってきましたが、家守なんて業界用語は融資側でしか使わないので、一般の人には「空き室ツアー」なんて間抜けな表現になってしまいますね。空いてるのは確かなんですが。「空き室」のイメージだけが先行するので、なんか言葉を考えたほうがいいのではないか。いや、そんなことを優先しても意味はないので考えなくてもいいけど。また「タイムズスクエアみたいに」なんていう表現をすると、今の新宿に来る人にとってはNYのイメージよりも、南口のタカシマヤみたいにしたいのかと思いますよ。最初、タカシマヤの中に歌舞伎町が出来たのかと(笑)。区とか歌舞伎町の側の年配の人にとっては、タイムズスクエアがタカシマヤを指すというイメージすらないのでしょうけどね。パブリックイメージの作り方を、要再考です。
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