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黒人の言い分

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この記事は18年以上前の記事です。情報が古い場合がありますのでお気を付け下さい。

 ある歌舞伎町のお店で一人飲んでいたら目の前に黒人が現れ、私のテーブルの向かいに座った。
 そのためちょっとだけおしゃべり。プライバシーもあると思うので、身体特徴、出身などについては書かないことにする。
「歌舞伎町に来ていちばんびっくりしたのは(いろんな国の)黒人がいたこと。(向こうにいたら)1国の人としか会えない。これがいちばん楽しかった」
 黒人の人たちが今、東通りをはじめとしてたくさんいるのだが、その話について聞くと彼の言い分としては
「(僕らは)別にぼったくりの店に案内してる訳じゃない、たとえば1時間8000円の店があったとする、日本人なら女の子の飲み物とかが別だとか説明できるし、言わなくても普通はわかってるよね。だけど彼らはあまり日本語がわからないから、8000円というところしか言わない。だからトラブルになる」
 ……日本語勉強してほしいなぁ。
「彼らには間違っていることは直すように言っているよ(日本のルールは教えているよ)」
「黒人がいることは(歌舞伎町に)良いこと」
 うーん、そう思ってない人も、都の上層部みたいにいるみたいだよ。集中して1箇所にいて、よくないお店を案内している人や、(薬で昏睡とか)ひどいことしてる人も(一部)いるから目をつけられるんじゃないのかな…。
 道路でサッカーしてる人もいるよね。
「それは良くないね」
「(条例ができてから)まず人の襟を触るような強引な営業はなくなった」
 条例以降のポン引きの可否などについては聞かなかった。
「日本語がしゃべれても、文字が書けたりしないとハローワークに行っても仕事がない。金がないから、みんな(仕方なく)この仕事をしている」「むしろ、実際には東京よりも地方に行く人のほうが多い」
 とかいう話をしつつも、彼は「歌舞伎町は(黒人に限らずあらゆる国の人がいるので)勉強になった」という。特に彼が勉強になったというのは台湾人。台湾華僑の人たちは歌舞伎町にもたくさん居るが、台湾人は本当に頭がいいと思ったそうだ。
 ここから旅立って、他の国で新しいビジネスをするのだろうが、他の人でも、歌舞伎町の外国人の人たちは例外なくタフで次のビジネスや展望を考えている。たとえ風俗嬢でも、ポン引きでも。
 日本人が忘れている「目的」や「野望」を持っているということが頑張れる活力になっている。
 たとえどんな人でも彼ら出稼ぎの外国人(外国籍在日の方々を含む)の気力、というかなんとしてでも暮らしていこうというバイタリティを見ると「ああ、(僕も)月給が年齢より下なんていう状態を続けず、ちゃんと(親や家族に送金できる位)稼がなきゃ」「たとえ役員になっても、夢が見れないような悲壮な会社に頼らず(未来を)考えなきゃ」と思わせられるので、歌舞伎町は大好きだ。勿論駄目な人もいるけどね、僕みたいに。

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