NNNによれば、
横長のフロアを有効に活用し、家族やカップルが利用しやすいように、百貨店業界で初めて紳士服と婦人服の売り場を同じフロアにしたのが特徴。(中略)ファッション関連のブランドを約8割入れ替え、対象年齢を広げた。(NNN24ソース部分引用・前後略)
と、ファッションブランドを8割入れ替えたことを強調し、各階に紳士服と婦人服を一緒に配置したのをアピール。
時事によれば、
顧客層を従来の20-30歳代から引き上げ、50歳-60歳代とその子ども世代に広げるのが狙い。(時事ソース部分引用・前後略)
と、団塊+子供という新ターゲットだと強調し、
見出しも
「地域2番店への浮上狙う」
と、巨人・伊勢丹に火をつけないよう控えめにコメント。住みわけたいのだろう。NNN24では、従来層も捨てたくないようなことを言っているが、ここはきっちりお金がそこそこ使える世代を取り込んでコンセプトわけしないと沈んじゃうと思う。ただ、団塊は歩くと疲れるんだから、いままでみたいな行列(飲食フロア)とか、椅子配置の不足なんかがあると、疲れてしまうと思うので、上手く改善をしていてほしいものだ。
東京新聞によると、
JR新宿駅南口にある新宿高島屋が19日、1996年の開店以来、初めての全館改装を終え、オープンした。(中略)
改装の目玉は、4階から8階までの衣料品フロア。これまで以上に中高年向けの婦人服、紳士服売り場を広げたほか、家族やカップルで買い物を楽しんでもらうため、百貨店では珍しく、婦人服と紳士服を同じフロアとした。各フロアには、その階の案内を受け持つ担当者を配置。このほか、高島屋のシンボルであるバラのギャラリーや高級素材の衣料品を扱うクリーニングサロンを置くなど、各階で特徴的なつくりとした。(東京ソースより部分引用。以下略)
と中年層以降を重視して中高年向けの服飾を増やし、クリーニングサロン、バラのギャラリー等で特徴を出しているそうです。バラの包みのタカシマヤっていうイメージ、相当子供の頃のイメージだよ…。今のタカシマヤ、バラを前面に出してる雰囲気ないし。だからそうか、中高年に懐古してもらうのもコンセプトなのかな。
神戸新聞など地方紙各紙は共同通信ソースで以下のようなことを書いている。
東京・新宿、渋谷、池袋地区の百貨店が改装ラッシュに沸いている。3地区を結ぶ地下鉄副都心線が2008年6月に開通し、百貨店利用客の流れが変わる可能性があるためだ。各百貨店とも新規の顧客を取り込むチャンスとみて、大型改装を本格化させている。(神戸新聞ソース部分引用・以下に続く)
と、明治通り下を通る副都心線による集客増を各地区とも当て込んでおり、それが改装の原因と指摘。
(続き)副都心線は池袋から新宿3丁目を通り、渋谷に抜ける全長約20キロ。1日当たりの平均乗客数見込みは28万5000人。(続く)
と、結構な期待を。
(続き)新宿では伊勢丹本店が、新設される新宿3丁目駅の地下道からスムーズに入店できるエスカレーターを設置する。(中略・続く)
これが例の、前に縁Countの記事になってたいつまで経っても工事が終わらないエスカレーターね。6月に食品フロア改装、来秋までに複数のフロアの改装。150億円投下というからすごい。
まあこれに対抗してタカシマヤも約130億円を出したと。でもフロア比で考えたら、タカシマヤは家賃も高いし敷地面積も広そうだから、フロアあたりの予算投下率はどうなんでしょうね? 採算取れるのかなぁ?
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