さっき11時50分の回を観てきました。こういう映画は上映前にオリジナルのCMが流れますが、歌舞伎町商店街振興組合のCMはまあ前からあるんでいいんだけど、消防庁とかのCM(消防・地震)が多くて、民間企業のCMがほとんどなかったのが非常に気になるし(前は民間CMが多かった)、いったいどういう経緯で官公庁がCMをここに入れることになったのかも気になる。……都政の暗部か、バーターか?
で、本編。
畳みかけというか、街の仕掛けと、盛り上げ方は相当面白い。んだけど、台詞がわかりづらい部分と、一部登場人物(たとえば男女カップル)とか(母)は深みが出ていない。台詞で多くを説明させているからか。最後がスケールはでかいんだけど、ちょっと尻すぼみなオチだったなぁ。これは馳星周じゃなくて脚本側の問題かな。
歌舞伎町は随所に出ていて、さくら通り、西武新宿駅前通り、コマ周辺(前・脇・真裏)、シネシティあたりは出ています。
白川郷の辺りとか、王城ビルの隣とか、Leeの辺りとか結構あ、ここって処が多く出てて。劇場出るともうそこが(目の前が)ヘリや狙撃、喧嘩飛び交う舞台だもんね、やくざ映画を観て肩張ってあるく比じゃない劇場前のリアリティがあります。
意外と協力者としてクレジットされていた業者数が少なくて、浜銀とか寿司屋2件やホテルKENTとか、16-20社程度。そんな感じで、まあでもよく撮ったよね。
バッティングセンターは、隣にLAOXがあるから歌舞伎町じゃないでしょうね。
CG技術がないとヘリとか、ありもしないミレニアムタワー(六本木ヒルズ似)とか、お金がたくさん…なとことか、いろいろ出来なかったでしょうし、でも空撮はかっこいい。
裏DVD街に本物を使えないところが事情がありそう(笑)。
ぜんぶ神室町にしてるのに、歌舞伎町さくら通りであえて歌舞伎町の名をあそこだけ消さなかったのは、きっと監督側の「ここは歌舞伎町なんだよ」というメッセージなんだと本編を見たら思いました。
まあでも映画は空想だから面白いんで、実際あそこまで怖いことは殆どないです。今はやくざのパレードも禁止されてるし、カメラのせいで表立ったところでの発砲事件も殆どなくなりましたし、あんなに武闘派だったら、もう歌舞伎町歩いてるカメラマンから居なくなっちゃうよ(苦笑)。
どっちかといえばリアルでは東通りの黒人のほうが怖いんだけど、さすがに東通りや区役所付近は一切出てませんでしたね。
あと、今回韓国との提携で撮ってる関係もあるんでしょうけど、韓日バイリンガルな方々が結構出てましたが、逆に他国が一切出てないのも不自然だよね。まあ実際韓国側との関係は深いことは深いんだけどさ、町にもっと中国人くらい居てもいいでしょう。
客層はゲームの客7割、おばさん・おじさん1割って感じかなー。
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