今年も歌舞伎町で上海蟹2006

いろいろ不具合はあるんですが徐々に直していく方向で。
とりあえずBNサイトにAjax検索など置いてみました。

さて、歌舞伎町路地裏の名店でかつ妖しい上海料理店、しかも、いまだ携帯がほとんど通じないという場所である「上海小吃」に、昨今中華料理通のなかでは名物として、味あわれている『上海蟹』が入る時期になってまいりました。昨年までは入管フリーだったのですが、今年からは外来生物なんとかの関係で「飲食店単位での許可」がいるようになりました。

昨年まではよく見受けられた飲食店外の持ち帰りは一切できなくなりましたので、店頭でしか食べられないという貴重！（ネットで見てもほとんどが通販も中止）、今年も店舗直輸入で1200円という破格値（普通のお店では2000円近い）。絶対的に歌舞伎町界隈では安いです。とはいってもブランドとしての上海蟹エリア、陽澄湖産のものではないのでしょうけれど（タグはない）、まぁ近隣から大きいのを選んで入れてきています。

いつもこのお店は仕入れの人が直接、数週間に１回、上海⇔日本を行き来しているので、かなり新鮮な野菜や現地食材が入ってきます。

上海蟹、解禁直後の最初は痩せていますが、だんだんと太ってきて、シーズンのメインになると脚にもだいぶ肉がついてきます。黄色いところが激ウマ。オスよりはメスのほうが卵が多いですが、最近はオスメスの差はあんまり気にしないくらい通になりました。OLの人がテレビで、「自分へのご褒美として、上海蟹のためだけに香港に飛ぶのだけが楽しみ」といったり、島耕作が例の中国シリーズで薀蓄を語ったり、人を恐ろしいほど虜にするこの蟹ですが、上海蟹を普通にしょっちゅう食うなんていうのは結構大人の醍醐味です。

かなりわかりづらいところにある裏通りのお店ですが、朝４時までオーダーが取れるし、深夜はビール１杯で寝てる人もいる。BGMがないところも好き。まあ一見して綺麗な店ではないですが、路地裏の隠れた店なので、最近は歌舞伎町に増えてきた「よしもと芸人」にも重宝されているようです。ロフトプラスワン系の打ち上げで、中島らも氏とかも生前はよく来ていたようです（トイレにポスターがある）。

上海蟹、食べたことがない人は、一度は体験してみるのもよいのではないでしょうか。

ちなみに食べ方ですが「エラ部分」を除いては全部食べられます。

▲表の前側（クリック拡大）。

表を上にして、下から「パカッ」と開けてください。

▲パカッと。熱いときは店員に頼む。（クリック拡大）

左右のくにゃくにゃしてるところがエラなので、それだけ無視して食べればよし。

▲上側の左右部分がエラ。フィルターの
ようなものなので食べないほうが良い。
上のほうの黄色い部分は美味しい所、
季節によって微妙に味が変わっていく。
一見グロいが。（クリック拡大）

とはいっても１－２週に１回入荷のため上海蟹が売り切れているときもあります。そんな時は、「火鍋」が良いと思います。火鍋は２種類の「辛い」のと「辛くない」２つの汁が真ん中から分かれている鍋で、具は別売りですが、漢方が多く入っているので元気が出ます。漢方が入っているからといってその漢方の実ばっかりを食べてると漢方薬食べ過ぎになって逆に体に良くないので普通に具を食べましょう。すごく良いですよ。

場所などは、リンク先のサイトでご確認を。一見小汚い店に見えますが、実は別館含めて100人くらいまで入るので、予約あれば団体でも問題ないです。わからないときは、電話して日本語が通じる人がいるときは風林会館まで迎えに来てくれます。夜６時開店、朝４時まで（祝・日は朝２時まで）オーダーできます。

団体だと飲み物を持ち込めるので安く上げることも可能です。歌舞伎町らしいなんでもあり感が出ています。

（追記：冬までなので上海蟹はそろそろ終わる時期です。お早めに）

●関連サイト
上海小吃