歌舞伎町とホームレス問題



この記事は12年以上前の記事です。情報が古い場合がありますのでお気を付け下さい。

 一部のBlogを読むと歌舞伎町ではいわゆるホームレス住居の撤去が盛んなようである。勿論歌舞伎町側が、ホームレスに合法的に場所を移動していただくのは、営業上の問題があるのでかまわないことだと思うが、本日からゴミ収集の時間が従来の8時台から6時台になり、カラスが減るか?というようなテレビニュースの報道も結構行われていた。
 ある人のBlogを見て悲しくなったのはホームレス問題についてカラスと同じように捕らえているかのごとく見える記述だった。歌舞伎町ルネッサンスに関し、美観を気にするのはわかるし、新宿という街が、西口の地下道整備で駅付近からの排除が進んだことからも見えるように、実は現状はホームレスにとっては結構冷たい街であり、行政側が常にテーマにしていることもわかるが、昨今、リストラや廃業など、簡単にすべてを失うことも多く、容易に向こう側の人になることもあるのである。彼らのわずかな収入である、100円雑誌仕入れや転売用の並び屋、パチンコ屋の整理券配布時の代理並び等は確かに組関係が間に介在することも多いが、それが歌舞伎町の治安維持、暴力団排除名目のためだけに無くなった時の彼らの働き口を考えたりする神経が歌舞伎町の行政サイドには欠けている。
 「カラスと同じような排除」は恐ろしく冷たさを感じる。商業的なシステムとしては無論、いるよりいないほうがイメージはよい。排除に向かうしかないのだろうが、発言に関してはもう少し人権に配慮してほしいものである。
 もともとこの地付近は高田馬場の西戸山近辺にミニ山谷的な寄せ場(日雇いの仕事をくれる所)があって、大久保のロッテ近辺あたりには、簡易宿泊所が林立していたという歴史もある。まだ寄せ場は細々と機能しているが、簡易宿泊所は多くが廃止され、更正の余地もあるのに行き場のない人たちがホームレスになっているという部分もあるんじゃないだろうか(単なる憶測であるので、史実などとは異なるかもしれない)。
 開発による追い出しは、他地区でもあることではあるが、歌舞伎町にある「人情」や「許容性」というものを潰していくのはどうかなぁという気持ちだ。商業的な倫理感だけが優先するのであれば単なるエゴであると思う。

コメント

  1. おっしゃることは非常に理解できます。たとえば一般企業がまず雇わない人たちという層があるのも事実ですし、いい悪いはともかくそうした人たちでも歌舞伎町のとくに風俗産業などは受け皿になっていた、いわばホームレス問題の根本解決に対しかつては貢献していたんでしょう。こういった寛容性が街の発信力の源であったのかもしれません。
    今まったく逆のベクトルが強い中で、たとえばタイムズスクエアBIDのように、税金に「まちづくり資金」を上乗せして交付されるシステムが実現できれば一番だとは思うんですがね。
    タイムズスクエアBIDは資金の一部をホームレス雇用に使っています。仕事は街の掃除、警備、観光案内などのようです。税制が日本とニューヨークは違うためまだまだハードルは高いですが、特別区の権限強化の動きもありことあるごとにこういった意見は言って行こうと考えています。

  2. tx より:

    お願いします。

  3. Cablog より:

    やはり気になる

    先日、大久保公園が閉鎖されている件について書いたが、ネットを探してみたら突発OFF@2ch掲示板に以下の書き込みがあった。 199 :あぃま@携帯  :2005/10/20(木) 18:18:39 ID:4lGz19aPo 今日ヒマだったので、大久保公園に一人で行ってみたところ、「工事のため当分のあいだ公園を閉鎖します」とのこと(´・ω・`)当分としか書かれていなかったため、再開がいつになるかわからずこのオフも再開されるまで休止の方向でお願いします('A`) ── 【レプリカユニ】大久保公園ストリー…