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民団新聞に中山新宿区長登場

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この記事は19年以上前の記事です。情報が古い場合がありますのでお気を付け下さい。

ソース(民団新聞)
民団とは在日韓国人の同胞組織で、正確には「在日本大韓民国民団」。同じような組織に総連があるが、朝鮮総連は北に籍を置く人の組織である。ここの取材に、中山区長が応じている。
数字関係を抜粋
・現在の新宿区民の人口は30万人強で、微増中。
・その中で外国人登録をしている方が約一割。
・外国人の割合はここ20年ほどずっと増え続けてきたが、このところ小康状態で現在は約9・6%、3万人弱。
(言葉を濁しているが、入管およびルネッサンスの規制の影響が大きいと思う)
・外国人住民の割合という点では、日本の最先端を行く数値。
・諸外国の主要都市における外国人住民の割合と、ほぼ同じくらい
・日本国内でも、日系ブラジル人が集中する浜松市や太田市を除けば日本一と言える。
・内訳は4割近くが韓国籍・朝鮮籍で、3割が中国籍。
・韓国籍でも、いわゆるニューカマーと呼ばれる人が増えている。
・主な滞在理由は留学や就学だが、最近は定住者が増加。
・行政としての課題の一つは、少子高齢化社会への対応、。もう一つは外国人住民への適切な施策と、いろいろと問題を抱えている歌舞伎町の健全な発展。
・行政側が外国人住民の意識や、それを迎える日本人社会の意識の実態をちゃんと把握していない。区では、日本人住民と外国人住民それぞれの意識調査を実施した。結果地元住民の意識は、外国人住民を想像以上にプラス・イメージとしてとらえているのが分かった。
・新宿区の外国人住民は、国籍も110くらいにのぼる。ほとんど世界中から来ているということ。もちろんアジアが圧倒的に多いが、例えば新宿区はフランス人が日本で一番多い街で、神楽坂周辺は最近、プチ・パリとも呼ばれているらしい。
・9月から、歌舞伎町「ハイジア」に、「多文化共生プラザ」という施設を立ち上げる。日本語学習支援と同時に、外国人にいろんな情報を提供していく。そのため、ここを日本人住民と外国人住民の交流の広場、ネットワークの拠点としようと思う。各地区の町内会や商店街の振興組合、大久保地区で共生活動を進めている「共住懇」や韓国人経営者などが組織している韓人会にも協力をお願いしているところ。それらを核として、国籍を超えて一人ひとりの顔が見える交流の広場とし、その施設を積極的に生かそうと思っている。
・歌舞伎町の主な問題は、違法風俗、暴力団、違法な行為をしている外国人など。これらは徹底して取り締まらなければならない。これらは歌舞伎町で真っ当に生きていこうとする外国人にとっても困る。外国人の違法行為の中には、より弱者の外国人を犠牲にしている場合もあり、健全に暮らしている外国人と日常的にコミュニケーションをとっていくことが何より大切。困っている外国人を逆に救済することにもなる。
・もともと歌舞伎町は映画館や劇場が集まっている大衆文化の発信地。もう一度エンタテインメントの拠点として復活させようという意味も込めて、ルネサンスと名付けた。
・振興企画の一つとして、ロック・ミュージカルをコマ劇場で開催、大盛況。コマ劇場というと演歌公演で有名だが、劇場の協力を得ながら、新たなイベントや企画を呼び込み、街の雰囲気を変化させたいと思う。つまり、環境浄化と新たな文化を発信する街作りとの2面作戦。
・出会いの基本は地域。誤解や無理解をなくすためにも、出会いが大切。区では、日本語学習当事者のボランティア養成から始まり、外国人が安心して預けられる保育所整備、地震などに対する災害訓練実施などを進めている。地域に根ざしたお祭りなどにも参加してほしい。
という感じの記事でした。(語調などは抜書き抜粋のため変更。原文参照のこと)
 私の感想。新宿区においては、外国人全約3万人のうち4割が韓国・朝鮮籍ということで最大勢力になりつつあるが、区長自らいろいろ動いているのはそれはそれでいいことだと思います。僕も大久保あたりでエスニックや韓国料理は楽しんでますので、偏見ないです。
 ただなんというのか、建前と本音があいまいで暴力団対策の果てにあることをどうするのかといったビジョンがないですね(たとえば一時期地回り暴力団が存在しなかった地区としては、菊で守られていたといわれている原宿があるが、暴力団自体を追放した先でどうなるのかがよくわからない。大手企業の統治下になるのか?)。また、各組織の中にもフロントである会社が実際にはまだあると思うのですよね。正業を手がけているのなら文句を言う筋合いはありませんが、そのへんをどうしていくのかの問題。そして、都市計画などがまだすっきりとまとまっていないため、現在改めて空洞になった物件を買い上げる会社があるのは障害にならないか。開発前に街の雰囲気が変わったりする可能性もあります。また、海外系の店舗の一部においては日本における食品衛生法等をクリアしていない、営業許可をもらっていない店舗があり、これらをどう遵法にさせていくか。など問題は山積みです。
 逆に、こと歌舞伎町は危険が強調されますが、池袋・渋谷も安全な町とは言いがたい部分もあり、実際はパブリックイメージや、都市としての集積が他地区よりも多いということによりその犯罪性を増幅しているということものではないでしょうか。そのへんは、ロックミュージカルなどでのパブリシティがイメージ打破なのかもしれませんが、まず形から入ることで結果いままで大きな客筋であった「おばちゃん」を客離れさせることになりはしないか、アミューズと区が癒着していく危険性など心配事はまだまだ尽きません。少なくともルネッサンスはパブとイベントが先導で、歌舞伎町火災などで問題となった、歌舞伎町の老朽化したビルの建て直しなどがまったく1件も進んでいないのも問題だと思うんだけどなぁ。
 とはいえ、一般には肩入れという部分では敬遠しがちな民団機関紙にも登場されたという部分で「本当に偏見がない」という部分は評価します。

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