諸用で早朝に実家に行き、事務手続きの後お昼に病院へ。親戚のお婆さんが入院しているからだ。97歳である。
生きているとはいってもすでに植物化している。苦しかったのか目を開けたが、きっと何も見えていないのだろう。いろいろあって手を握ることもできず、やや冷たくなりつつある足先を握って帰ってきた。そのとき一瞬のうちに、生について脳裏ではいろいろと考えていた。とても頭の良いおばあさんで読書好きだった。妹の結婚式にこなかったので心配していたが、体が強いがために死ぬでもなく生きるでもない狭間を彷徨っている。
一昨年、親も別の病気で入院していたのだが(現在は全快)、そこにあった心電図の機械みたいなのはなくて、今回のお婆さんの入院にはなにかipodみたいなサイズの記録ユニットのようなものしかなかった。老人病院だから老人の扱いには慣れているものの、病棟によっては扱いも乱雑らしいし、病院の機材差というのがよくわかる。入院するときは都市部で、病院指定でしようと思った。あとはまあ普通に親が実家に帰ると必ず口に出してくる問題を話し合い都内に戻る。年を取ったこともあるがかなり丸くなった。きっと友達の今揉めている家庭も、親が若いからで年老いてくれば必ず解決していくのだろう。
その後、3時間ほど後に田無で打ち合わせ。マンボー宣伝カーの約4倍(推定)という気○いボリュームでロックをかけているセクパブの宣伝カー、道行く人がみな耳を塞ぐ。堅気じゃなくても間違いなく、1ヶ月後には街を追い出されてしまうんじゃないだろうか。これじゃ暴走族のほうが静かだ。 深夜、馬場の小川家でソースカツ丼。サービス券を使ったらまたまったく同じサービス券をくれた。こういう無限連鎖は嫌い。食事はうまいが、もう少し頭を使ってほしい。となりのクイクリーで豆乳タピオカを買って新宿へ帰る。
夜にはまた相互に寂しいことがあったが、鬱になってふさいだときは自然に寝てしまう。朝になっていた。よく考えたら先月くらいに周囲の鬱が来たときは良く寝ていたが体が防御のためそうしているということなのだね。二度寝したら昼になった。二度寝は意味がないという人もいるけれど、気持ち悪いときの二度寝は起きたときに爽やかさをもたらす。時間が過ぎたことに対する罪悪感はあるけどね。
新宿の変化…靖国通り・カラオケSIDAXの工事終了。いわゆるクリスマス的な電飾がついて、また左側に看板スペースがついた程度の変更だった。
私的な出来事…内閣府の人が俺が書いた文言にコメントしている。原文は俺が書いたことは誰も知らないので、コピー転載した他の出版社が褒められていて複雑な心境。
先進医療
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