なるほど、
八十二銀行に長く勤務して新宿支店長などを歴任。その後、精密部品製造企業に出向して役員を務めていたが1999年に一念発起して退任し、画業に専念。新世紀展、一水会展などに連続入選したほか、国内最大の公募展「日展」にも2回の入選を果たすなど活躍中。積年の夢をかなえた。
ということですが、銀行につとめながら絵を描くうち、あいつは絵がわかるということで銀行関係の絵の選定にあたるようになり作家や技法、思想などの勉強になったというのが面白いエピソードです。若手の人ががわかる感覚としては遅咲きな漫画家志望みたいなもんかしら。関係ない仕事にあたっていても道は開けると。
とはいっても、やはりそのような堅い仕事を経て、生活の基盤があるからその道に行けるんでしょうけどね。でも、私みたいなその日暮らしの一文無しみたいなのはどうしょうもない、のかもしれません。先週も海外で初めて会った結構な学会の旅行者と一緒に食事をしたときに(鬱になるような)「その仕事、すぐやめたほうがいいよ」って言われましたが、私は陰陽あっての世の中だと思ってるので、まだ辞めませんよ。
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八十ニ銀行新宿支店
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