英人気ロックバンド「クイーン」のフレディ・マーキュリーの没後15周年、生誕60年を記念した「追悼祭」が命日の11月24日、東京・歌舞伎町で開催されることになった。日本初上映となるフィルム・コンサートや献花式、上演中のミュージカル「WE WILL ROCK YOU」とも連動した一大イベント。新宿区も後援し、世界最大の繁華街がフレディ一色になる。(ソース記事部分引用・以下略)
ということらしいですが、なんだかなー。盛り上がり、成功はするでしょうけど、人の追悼を、公演場所という意味合い以外ではゆかりもないここでするということに、いちまつの疑問も感じずにはいられないような。再生の核、なのはわかりますが、新宿区から安易に後援をひっぱるなという気もします。例えばこれが渋谷区だったら渋谷区は後援しますかね?
単に代理店とか、歌舞伎町を支援するという建前で資本投下している民間会社に食い物にされてませんか?
まあ再演ということで、あと今回から始まる「シネフェス」も含めて盛り上げなければならないということもよくわかりますけれど。シネフェスのほうでは廃盤ビデオ「ライヴ・イン・ブダペスト」が上映されそれが売りということですが。フレディに献花するならそのくらい歌舞伎町火災の犠牲者にも公共の方からも配慮を払ってほしいものです。
一部雑誌にはこの公演も評価が悪かったようなことが書かれていますが、それでは再演にはならないと思うので、そこそこの動員はできたんじゃないでしょうか(前回は)。むしろモー娘。公演のほうが、ちょっとしたトラブルとか、お詫びとか、いろんなgdgd(ぐだぐだ)があったような。今回の再演はちょっと、新味に欠けるので正直こういう仕掛けを入れざるを得ないのでしょう。振興組合のコメントは
「歌舞伎町は将来の都市再生におけるシンボリックなゾーン。1度でも足を運べば、怖いなどといったイメージを払しょくできるというメッセージにしたい」(ソースより部分引用)
でしたが、怖いといったイメージとか言ってる時点でマイナスなのがわかってないのかなー。
また、都市再生でいえば四葉会(映画エリアの地権者団体)で、だらだらと調整が聞かず揉めている時点で(公開されていないだけで、ある程度のラインは提案されているんでしょうけど)、都市再生事態がかなり遅れるとしか思えないのですね。イベント基地としてのシネシティは力は確かにあるけど、さっさと決まらないと、シネコンと、他地区の開発に先を越されて「最後にやってくる」ものになってしまうのではないかと心配なのです。
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