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(地域批評シリーズ 日本の特別地域5) 副都心編 東京都 新宿区 を読んでみた

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この記事は16年以上前の記事です。情報が古い場合がありますのでお気を付け下さい。

思ったよりもちゃんとした本。シリーズ1、2辺りは明らかに差別的なパッケージで嘲笑の色が濃かったが、まるで地図のような装丁になった最近のシリーズのこの5巻、言ってることがかなりまともですよ。

新宿がなんでこんな点と点が線で結ばれないような街になってしまったかということについて都電の廃止が大きいということを言われていたが、それらが大江戸線と副都心線でまた再び結ばれたので、これからどうなるのかは誰にも見えない状態。で、地下開発はなんの意味もないので地上にMRT(誌面では「都電的な何か」と書いているが、言葉が思いつかなかったのだろう)辺りを通すのが現実的で、その点と点を結ぶ構造になるのだということで試案まで掲載している。

また、山吹町の孤島ぶりや、大京町のマイナーっぷり、余丁町の暗い話、江戸川橋の買い物、馬場の学生依存でほとんど乗り換え需要で乗降客に頼らない土地の是非、北新宿の開発の遅れなどのマイナー地帯にもきっちり触れていて意外と面白い。

できれば船河原町の神社の暗い伝説あたりも検証してくれればよかったんだけどな。もっとオカルティックかと思っていたら、わりとまともな研究本で、参考図書も相当数読破している感じで巻末には「ページが足りない!」って書いてありました。新宿地区の問題点はするどくえぐっていて、解決案まで提示しているので、代弁者として痛快な感じ。オススメかも。(初出:「SNS 新宿Lifehack」 会員募集中 無料

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