今の大スクリーン映画館の代表は東京の新宿・歌舞伎町の「新宿ミラノ1」(旧ミラノ座)だ。56年開館。横長の「シネマスコープ」サイズで上映すると画面は7.4メートル×17.4メートル。70ミリフィルムの場合は8.85メートル×20.2メートルに広がる。定員1064人。1000人超の劇場は今や珍しい。
9月の「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」。公開日は全回満員だった。「1000人以上のお客さんと大スクリーンで映画を見るのは快感ですよ」と総支配人の横田浩司さん。
ただ、大劇場は不入りだと、その大きさを持て余す。旧ミラノ座の、1カ月の観客動員の最高は82年12月の「E.T.」で、18万8000人入った。今は半分に届く作品も、まずない。昨年には、隣接する規模の小さい2館と一緒になって名称を変え、新宿ミラノ1・2・3とした。作品の動員力に合わせ、サイズの違う3館で、柔軟に番組編成をしようという発想だ。
なるほど。なんで1・2・3なのかと思ったら擬似シネコンみたいな編成を組んでるわけか。昔の松竹(現在シネコン化工事中)とかもそんな感じでしたよね。
しかし巨大スクリーンといえば僕は個人的には有楽町界隈かなと思ってたので、新宿の映画館が代表扱いだったのが意外でしたね。
効率重視のシネコンが増えればそりゃ巨大スクリーンは減るよな、と記事以前の段階で思いますけどね。映画に関しては、メジャー作品の公開時は大きい映画館でよいでしょうけれど、それ以外はわりとマニアックな世界。
昨今はビデオレンタルの他、ネットビデオレンタルやブロードバンドで楽に映画が見れるようになっているので、みんな、マス志向が消えてるんじゃないでしょうか。
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