つるかめ食堂のおばちゃんが大好きである。
それだけのためにこの界隈に引っ越してきたといっても過言ではない。深夜2時でも飯を飄々と出してくるおばちゃんがいないと元気が出ない。一時期体調を崩していたとも聞くが、今は調子がいいみたい。きょうもおばちゃんから手渡しでおつりをもらった。
しかもここのおばちゃんは、そろばんを未だにはじいている。最近はさすがにそろばんをはじく人は見なくなったから、懐かしい気持ちになる。
つるかめはなんてことのない純粋な定食屋で、専門学校時代に友達と深夜にビールを飲んだのが最初だから、もう17年近い付き合いになる。つるかめの利点は「歌舞伎町のど真ん中」で普通に定食が食べられることだ。しかも、深夜は2時半くらいまでは営業しているので、終電後に普通に安価な食事ができる。もちろん昼間も営業しているが、醍醐味はやはり元気なおばちゃんのいる深夜。客層も面白い。深夜は水商売の女の子とブローカーが上がりかけに飯を食べにきている。店は正直ずっと改装していないので汚いのだが、不思議と衛生感があるし、ビール+つまみ、食事と使い分けができる豊富なメニューは素晴らしい。最近は野菜は狛江市の契約農家からも仕入れているようだ。
場所は、歌舞伎町セントラルロードの途中、右にある天下一品とカレーの王様の角を右へ入りまっすぐ、ラーメンかむくらの真向かい。
(追記)おばちゃんのインタビューを見つけた。死ぬまで働く気だ。そして、自然の摂理を説く。ただものではない。
(追記)オーナーはこのおばちゃんなのだが、娘さんに聞いたら、もう店には出さないようにしてもらっているようだ。残念。店舗はきれいに新築された。2009.11
|
コメント