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歌舞伎町のタウン誌・雑誌産業

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この記事は18年以上前の記事です。情報が古い場合がありますのでお気を付け下さい。

歌舞伎町にはタウン誌らしいタウン誌は存在しないが、一般の市販雑誌が数多く歌舞伎町を扱っている。
■風俗の本、ホスト、求人誌
 風俗業界における『歌舞伎町の力』は雑誌にそのまま反映されており、かつて「ナイタイ」・「ヤンナイ(休刊)」・「MAN-ZOKU」などの風俗雑誌の編集部は例外なく歌舞伎町の近くに居を構えていた。最近だと、「ポケパラ」などのハンディ無料キャバクラ情報雑誌や、無料風俗求人誌数誌などフリーペーパー化が進んでいる。風俗求人誌に限っては、広告性が高いためか、編集部は歌舞伎町近隣ではない場合が多い。
 ホストの情報は女性向けの風俗求人誌(主に有料誌)が詳しく、とくに「ルンルンワーク」誌はホストシールなどの付録をつけているくらい。あとは、風俗系の新聞になぜかホストコーナー併載のことが多い。(これは店舗の待合室に、風俗店の掲載されている雑誌や新聞が置かれていることから、掲載されている女子がチェックしていることが多いので、おのずとそうなっていったのだそうだ)
■歌舞伎町バイオレンス情報
 他にも実話系週刊誌(「アサヒ芸能」、「週刊実話」など)が風俗ネタで歌舞伎町を載せるケースも多いが、最近、歌舞伎町界隈での高い購読率を誇るのが「マッドマックス」・「ナックルズ」系の雑誌。特に「マッドマックス」は東横インの一部フロントの人から居酒屋店員、ホストまで例外なく歌舞伎町2丁目では60%くらいの人が知ってるのではないだろうか。居酒屋にも常備されてるし…。近隣の任侠関係の方々が良く出られているのもあるのでしょうが、事件情報はわかるけど、店とかのタウン情報としてはあんまり役に立たないですけど、本の中でのバイオレンスを娯楽として演出する力には凄いものがあります。
 本当の任侠本格派の方々は「実話時代」「実話時代BULL」「実話ドキュメント」などを読まれるようですが、時折歌舞伎町の力関係の情報が出ています。実話誌としては「別冊BRAVOエキサイティング」が結構面白い情報が出ていたのですが、知名度や力関係では弱い感じです。
■民族系・民族料理系
 職安通りに出ると無料で配られている韓国語新聞にまじって、「コちゃん」「cocofun」など日本人向けの観光タウン情報(飲食店ガイド誌)がある。
 また職安通り近辺で日本語でないものだと「ガロス新聞」「ビョルク新聞」などの韓国人向け無料新聞、総連系の新聞など何冊かが韓国料理店や路上などに散見される。中国人向けも、週刊の新聞3~5誌がある(歌舞伎町限定ではないが)。
 最近知ったのは、あと新宿区近隣で暮らすミャンマー人向けのタウン誌(手作りっぽい)のもあるようですね。ちょっと遠いですが、高田馬場のタックイレブンビルにあるミャンマー人向けのスーパーで入手できるらしいですが…。タイコミュニティの地域情報誌は、アジアスーパーでも見たことがないのでわかりません。ないんじゃないかな。
■2丁目界隈
 あと忘れてならないのは2丁目。いわゆるあの狭い空間なのにゲイ雑誌が数冊、ここを拠点とした情報を発信していますね。まあポルノがメインではあるのですが。
 ということで、歌舞伎町近隣ではこれらの雑誌がタウン情報誌代わりを果たしているので(?)あまりタウン情報誌が根付かないのかもしれません。まあホットペッパーがあれば事足りているということもありますが。地域横断型のフリーペーパー、(「クーポンランド」、「LIFEUP!」等)が増えているということもあるでしょうし、地域的には歌舞伎町とかの狭い範囲ではなく、池袋~新宿~渋谷という範囲での人口動態になっているのかもしれませんね。
■不思議
 「歌舞伎町るねっさんす」がフリーペーパーで出る前は20年ほど前の月刊「新宿MAGAZINE」まで、まったくといっていいほど東口界隈でタウン誌が出ていた形跡がないのはなぜなんだろう。まあ広告を取ってくるというタウン誌のビジネスモデルが、ミカジメと競合するというこのエリアにそぐわなかったのは確かですが…

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