出会い喫茶が増えている理由

2017年6月5日

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2000年代前半から増えだした出会い喫茶とは

最近繁華街に「出会い喫茶」という名目のお店がだいぶ増えていると思わないだろうか。歌舞伎町界隈は勿論だが、専門サイトによれば全国規模で数百軒になっているという。数年前の雑誌「裏BUBKADVD」(これも摘発されたが)あたりを見ても既にそういう記事はあり、業態はあったがその頃は山手線沿線にかなり分散していた。その上連れ出しはわりとガチンコというか(連れ出した後のデートにも失敗することもある)、店舗にもそれなりの投資が行われており、いわゆる男性側の入店、飲食、指名、連出しで利益を上げるような昔のお見合いパブみたいな業態であった。しかし最近のそれは、店舗もいい加減なスペースで、まるで風俗案内所みたいな店舗も増えており、素人の女性が普通に入っていくとはとうてい思えないようなものもある。

なんでそんな適当な店舗の営業が成り立つのか。

法的問題回避のための出会い喫茶

これには風俗業界の業界構造の変化が絡んでいる。かつてホスト(の一部?)は売掛を貯めても払えない女性にケツもち関係ヤ絡みの闇金業などからお金を借りさせ、ト2(10日2割)くらいの利息をつけて、払えない場合そちらの金融側のほうからソープに沈めていたが(沈まない顧客も多い。元々キャバとか風俗の人だったり、お金もちの人は沈まないが)、少し前にソープに沈めたとしてホストが逮捕された1件があり、そう簡単に沈める訳も行かなくなってきた。

それに非本番営業にまわすとしても、はだいぶ前の風営法改正で派遣型に殆どがモデルチェンジ、看板を出すことができなくなり、風俗案内所とネット集客に頼る構造となったため、かつてよりは景気が悪いし、ソープよりはお金も少ない。

そこで彼らが目をつけたのが出会い喫茶だ。

「出会い喫茶」なら実店舗営業ができる上に、女の子は任意で来ているという建前があり、しかも店舗からはお金を貰っていないので、店舗内ではあくまで合意の上で「連れ出し」ができる店であり、その後の交渉は店舗は関知しないということで実質的には援助交際であっても店の外の話でその店舗としては一切推奨をしていないので、関係がない。

法的な問題を回避するためには店舗として女性と雇用関係がないということが必須である。雇用はしていないのだが、多分に金融もしくは直接その筋の人が出資している店に(実質的には縛っているが、遊びに)来ている形にはなっていると思われる。で、多分にその上がりから、ト2分などの返済を求めているようなシステムになっているのだろう。

勿論、普通の高収入アルバイト情報誌を通じて募集をかけている場合もあるかもしれないが、雇用関係にあると逆に摘発対象になる可能性もあるため、あくまで任意で来させているケースが多いのではないかとは思われるが、それでは必ず人がいるという状態にはならないため、まあ実質的にはなんらかの縛りはかけているのだろうが、そのへんはあまりよくわからない。

まあ金融絡みでというのはあくまでこちらの個人的な取材でわかった1ケースだけなので、これがすべてということではないとおもう。ただ債務で店舗に(特に契約は無い形でしょうが実質的に店舗を紹介するという形で)縛り、かつ売春に順ずる部分は個人営業化して、債務で回収していくというシステムで、売春部分に関しては関せずという形をとっているのは相変わらず裏社会側の人もよく考えているなという部分では感心はする。風俗営業法で縛っても、実質的に店舗をあげるとしたら言いがかりに近い形になるし、店長しか困らない。そのうえ売春防止法に関しては本人を捕まえることしかできないからね。

まあ一部の出会い喫茶には、ホストクラブの売り掛けと、またそれを回収する機関などと、密接な関係があるお店が存在するということだけは、確かである。

警察でも、きっと店舗が増加しすぎた時に改正等で縛ることになるんだろうけど、それまでは、実質的な裏のお金の繋がりを詳しく調査の上で挙げない限りは、表向きは4つ以上に組織が分散しているので(後ろについているものは1つであろうが)証拠も隠滅しやすく、全容解明までは難しいだろう。

ということで、しばらくはまだ出会い喫茶自体はアングラタウンを中心に、全国に増えては行くのだろうと思われる。



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